住いについて夫婦間の考えの違いを理解する

2023年10月14日

2、『住い』について夫婦間の考えの違いを理解する 

   『たまたまご縁不動産 見付太郎』との出会い

 

次の日曜日、磐田市内のとある不動産屋で自称:土地選びの案内人『たまたまご縁不動産 見付太郎』と出会い、僕たち家族のマイホーム取得の為の土地探しが始まった。

席に通され挨拶した後、お決まりのアンケートを記入した。

 

僕「漠然とマイホームが欲しいと思っているのですが具体的に何をどこから手を付けていいかわかりません。とりあえず土地が無いので土地を探しに来ました。どこか良い土地はありませんか?」と話した。

 

見付太郎「住宅用地をお探しですね。是非お任せ下さい。

ちなみに良地さんは『どのようなお家』をお考えですか?

もうどちらかの住宅会社さんとお話を進めているのでしょうか?」

 

僕「まだ考え始めたばかりなので何も決まっていません。本当に今日が初めてです。

再来年に息子が小学校に入学するのでそれまでに探したいのですが・・・。」

 

見付太郎「そうですか、それは楽しみですね。しかし土地を購入してマイホームをご検討される方には予め知っておいて頂きたいことがいくつかあります。また同時に考えて頂きたいこともあります。

いずれにしても大きなお買い物ですから、将来『失敗した!』とならないようにしたいですよね。

マイホームの購入は多少の勢いは必要かもしれませんが決して慌てて購入するようなものではありません。

きちんとした手順がありますから、今日のところは土地紹介と言うよりはその辺りのお話をさせていただきたいと思いますが・・・今日は良地得太郎様の為の土地購入についてのお話ですから、名付けて・・・土地セミナー『良地得太郎のマイホーム取得の為の失敗しない土地選び』です。

これからお話する内容はどんなに急いでも最低2~3時間程度お時間が必要です。

通常の商談では10~20時間あっても十分伝えきれない内容かもしれませんし、全く知らないまま『土地購入・住宅購入』というゴールに進んでしまうお客様もいます。

そこをギュッと2~3時間で纏めています。いかがでしょうか?」

 

僕と妻はうなずき「是非お願いします!」と言った。

 

見付太郎は明るい笑顔で話し始めた・・・。

「わかりました。ありがとうございます。それでは早速始めましょう!

まず始めに、土地を購入するということは、あえて少し難しい言い方をすると土地の所有権を取得する事です。

もちろん所有権を取得したからと言って、あなたが好き勝手に土地を利用することはできません。

都市計画法・建築基準法・消防法・県条例・農地であれば農地法、場所によっては文化財保護法など土地に関する様々な法令制限を順守し、その範囲内で無期限にその土地を自由に利用する権利です。

所有権ですから当然ですがお子さんに相続し代々引き継ぐことが出来る権利です。

もちろん不要になれば売却もできますし場合によっては賃貸することもできます。

また、敢えて言うとマイホームは生活必需品です。

もちろん総額何千万円と高額なものではありますが、決して高級ブランドの時計や宝石のような贅沢品ではありません。生活必需品と言っても様々なものがありますが、その代表が衣食住に関するものですね。

そして衣・食・住のまさに『住』の部分がマイホームの属する部分ですね。

私たちは生まれてから無意識に食べる事、着ることを親から教わります。

しかし私の場合、自分自身が家を建てようと考える時まで、住いのことについてはあまり意識して考えることや親から教わる機会が少なかったように感じます。

良地さんはいかがですか?」

 

僕は「確かにそうかもしれませんね。」と答えた。

 

見付太郎は話を続けた。

「ちょっと考えてみて下さい。人は生まれ育った環境により住いに対する考え方は様々です。

当然ですが今現在ご夫婦であっても住まいに対する考え方が全く違う場合があります。

最も身近なところで言うと例えばご夫婦各々『実家』と呼べる住居が

①    戸建なのか集合住宅なのか?

②    持ち家なのか?借家なのか?

③    その住居は大きいのか小さいのか?

④    新しいのか?古いのか?

⑤    日常的に整理整頓されているのか?されてないのか?

⑥    先祖代々その土地に住んでいる方か?日本の高度成長期以降ご両親が購入した家に住んでいる方なのか?

他にも親がいわゆる転勤族で、どこが実家なのかよくわからないという方も大勢いらっしゃいます。

もちろんアパートの一室が実家という方もたくさんいらっしゃいますよね。

家族構成も人によって様々ですね。大家族もあれば核家族もあります。母子家庭、父子家庭もあります。

またご夫婦各々が生まれ育った郷土(地方)の土地柄も住まいに対する考え方に大きな影響を与えるかもしれません。

実家の家族(親兄弟)でも住まいに対する考え方は違うと思います。

まして他人だった今のパートナー(ご主人様・奥様)はもっと違うでしょう。

このように種類や状態により当たり前のように感じてきた実家と言う住環境・概念は夫婦で全く違うと思います。

くどいですが例えば北国の豪雪地で生まれ育ったご主人様と静岡で生まれ育った奥様のご家庭があったとします。

これだけでもマイホームに対する考え方が夫婦間でまったく違うということは簡単に想像がつきます。

ご主人様は冬の寒さに重点を置いて住宅選びを考えるかもしれません。

奥様は立地の利便性や日当たりの良さを重視した住宅選びをするかもしれません。

このように一概には言えませんが全く異なる環境で生まれ育ったご夫婦がこれからの家族の将来を考え、初めてマイホームを持つのです。

ですから最初にご夫婦で『住まい』に対する考え方を十分話し合って下さい。

そしてお互いに何を重視したいのかを理解し合って下さい。

全部は無理かもしれませんが1つや2つはお互いに譲れない部分もあるでしょう。

それについてはお互いに理解してあげることが大事です。

そして人生の中でも最も高額な買い物と言われるマイホーム購入。

私も出来る限りのお手伝いをさせていただきます。一緒に成功させましょう。」

 

僕は「なるほど」と思った。

 

 

これは木内不動産 見付太郎 土地セミナー物語『良地得太郎の失敗しない土地選び』の一部を抜粋しました。全文はこちらからお読みいただけます。

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