第10章 土地を見る前に「住宅会社」を

2026年03月25日

第10章  土地を見る前に「住宅会社」を決めなさい

 

〜順番を間違えると、すべてが崩れる〜

見付太郎は、少し真剣な表情で話し始めた。

「良地さん——

今日はとても大切なことをお伝えします。」

僕たちは自然と姿勢を正した。

👉 “順番”の話です。

「多くの方が——」

👉 間違った順番で家づくりを始めています。

「それは——」

👉 “先に土地を探してしまうこと”です。

僕は思わず言った。

「えっ…それって普通じゃないんですか?」

見付太郎は静かに首を振った。

👉 「それが一番危険なんです。」

少しだけ空気が変わった。

「なぜなら——」

👉 建物の予算が決まっていない状態では
👉 土地の予算が決まらないからです。

「つまり——」

👉 “根拠のない予算”で土地を見に行くことになる。

「そして——」

👉 営業マンにこう言われます。

👉 「いい土地が出ました!早く見に行きましょう!」

僕は苦笑した。

「言われそうですね……」

「はい。そして——」

👉 冷静な判断ができないまま進んでしまう。

「これが——」

👉 家づくり失敗の典型パターンです。

僕たちは言葉を失った。

少し間を置いて——

見付太郎は続けた。

「では、どうすればいいのか?」

👉 答えはシンプルです。

👉 “先に住宅会社を決める”ことです。

「えっ、土地より先にですか?」

👉 「はい、先です。」

「なぜなら——」

👉 住宅会社が決まれば
👉 建物の予算が見えてくる

👉 建物予算が決まれば
👉 土地予算が決まる

👉 すべてが“数字で判断できる状態”になるからです。

僕は深く頷いた。

「確かに……その方が安心ですね。」

「その通りです。」

■ 住宅会社はどうやって決めるのか?

「ここで大事なのは——」

👉 “展示場だけで判断しないこと”です。

「むしろ——」

👉 実際の家を見ることが重要です。

👉 完成現場見学
👉 建築中の現場
👉 OB訪問(実際に住んでいる人の声)

「さらに——」

👉 バス見学会などは非常に有効です。

「なぜなら——」

👉 “リアルな情報”が一気に手に入るからです。

僕は思い出した。

「会社の先輩も現場見学はいいって言ってました。」

「それは正しいです。」

■ この段階で“絞る”理由

見付太郎は少しだけ強く言った。

👉 「ここが非常に重要です。」

「住宅会社を絞らずに土地を探すと——」

👉 判断がバラバラになる

「例えば——」

👉 A社:建築できます
👉 B社:危険なので不可
👉 C社:お金をかければ可能

「こうなると——」

👉 結局、決められなくなります。

僕は思わず笑った。

「めちゃくちゃ迷いそうですね…」

「はい。そして——」

👉 時間だけが過ぎていきます。

■ 土地は“一点もの”

「ここで忘れてはいけないのが——」

👉 土地は“一点もの”だということです。

「つまり——」

👉 判断にはスピードが必要です。

「そのとき——」

👉 信頼できる住宅会社が決まっていれば

👉 すぐにプラン・見積もりが出せる

👉 “買うべきかどうか”の判断ができる

「逆に——」

👉 決まっていなければ、何も判断できません。

僕はゆっくりと頷いた。

■ 実は一番大事なのは“関係性”

見付太郎は少し柔らかく微笑んだ。

「これは少し裏話ですが——」

👉 私は基本的に“一社集中”で検討します。

「えっ、比較しないんですか?」

「比較はします。ただし——」

👉 “事前に”です。

「そして——」

👉 “この会社に任せたい”と決めてから動きます。

「そうすると——」

👉 営業マンも本気になる

👉 提案の質が上がる

👉 結果的に満足度が上がる

僕は強く共感した。

「それ、めちゃくちゃ分かります。」

■ 最後に

見付太郎は静かに締めくくった。

👉 「家づくりは“順番”がすべてです。」

👉 土地 → ❌
👉 住宅会社 → ⭕

👉 この順番を守るだけで——

👉 失敗の確率は大きく下がります。

部屋に静かな納得感が広がった。

「では次は——」

👉 “実際にどんな土地を選ぶべきか”

「いよいよ核心に入っていきます。」

僕たちは顔を見合わせた。

「お願いします。」