第15章 「危険そうな土地」

2026年03月25日

 

 第15章  「危険そうな土地」は本当にダメなのか?

〜リスクと価格のバランスで考える〜

 

見付太郎は、少し真剣な表情で話し始めた。

「良地さん——

少し難しい話をします。」

「はい、お願いします。」

👉 「いわゆる“売れにくい土地”の代表があります。」

■ 沿岸部という現実

👉 津波リスク
👉 洪水ハザード
👉 原発の避難区域

👉 こういった要因で——

👉 沿岸部の土地は“敬遠されやすい”のが現実です。

夢見子が静かに言った。

「正直……ちょっと怖いです。」

■ その感覚は“正しい”

見付太郎は頷いた。

👉 「はい。その不安は自然です。」

👉 人はリスクを避ける
👉 安心できる場所を選びたい

👉 これは当然の判断です。

■ ただし、ここからが重要です

見付太郎は少し間を置いた。

👉 「リスクがある=ダメな土地」ではありません。

部屋の空気が少し変わった。

■ なぜ価格が下がるのか?

👉 不安がある
👉 需要が減る
👉 買い手が減る

👉 だから価格が下がる

👉 つまり——

👉 “リスクは価格に反映されている”のです。

■ ここで考えるべきこと

見付太郎は静かに言った。

👉 「あなたにとって、そのリスクは許容できるか?」

👉 絶対に避けたいのか
👉 対策すれば許容できるのか
👉 価格とのバランスで考えるのか

👉 これが判断の軸になります。

■ 実はメリットもある

「沿岸部には——」

👉 土地が広い
👉 価格が安い
👉 平坦で扱いやすい

👉 という明確なメリットがあります。

「つまり——」

👉 “デメリットと引き換えに得ている価値”があるんです。

■ この考えができるかどうか

見付太郎は少し強く言った。

👉 「ここが分かれ道です。」

👉 「危ないからやめる」

👉 「理解した上で選ぶ」

👉 結果は大きく変わります。

■ 賢い人の考え方

「例えば——」

👉 安く買う
👉 借入を抑える
👉 教育資金に回す

👉 “人生全体で得をする選択”も可能です。

👉 「将来同じ価格で売れればOK」
👉 「使い切る前提で考える」

👉 こういう考え方も成立します。

■ 見落としがちなリスク

見付太郎は少し視点を変えた。

👉 「実は——」

👉 “安全そうな土地”にもリスクがあります。

👉 高台 → 擁壁の維持費
👉 分譲地 → 将来の修繕コスト
👉 人気エリア → 価格変動リスク

👉 “どの土地にもリスクはある”のです。

■ 本質はここ

見付太郎は静かにまとめた。

👉 「リスクをゼロにはできません。」

👉 だから——

👉 “理解して選ぶ”しかないのです。

■ 最後に

「沿岸部の土地は——」

👉 確かにリスクがあります。

「でも——」

👉 それ以上に“価格という武器”があります。

👉 そのバランスをどう考えるか。

👉 それが“あなたの正解”です。

僕はゆっくり頷いた。

「なんとなく分かってきました。」

👉 “正解は一つじゃないんですね。”

見付太郎は微笑んだ。

👉 「はい。正解は人それぞれです。」