第8章 土地と建物はセットで検討

2026年03月25日

第8章 土地と建物はセットで検討

〜「60~70点の土地選び」と「パートナー選び」〜

 

見付太郎は、少し前のめりになって話し始めた。

「さて——

ここからが本題です。」

「これまでのお話を踏まえて、
私がお薦めする“土地選びの考え方”をお伝えします。」

僕たちは自然と姿勢を正した。

「まず前提として——

土地は“現地を見ないと分からない”ことが非常に多いです。」

「ネットでは良さそうに見えても
現地に行くと“なんか違う”と感じることもありますし——」

「逆に

👉 “なんか良いかも”と感じる土地

に出会うこともあります。」

僕は思わず頷いた。

「そして、ここがとても重要なのですが——」

見付太郎は少し間を取った。

👉 “住むイメージが自然と湧く土地”があります。

「不思議なのですが——

そこに立つと、なぜか

👉 家族で暮らしている風景が思い浮かぶ

そんな土地です。」

その感覚、なんとなく分かる気がした。

「ただし——

そういう土地は、決して100点ではありません。」

「え……?」

👉 点数で言えば、60~70点くらいです。

「でも——」

見付太郎はゆっくり続けた。

👉 そこに“理想の建物”が建つと、90点・100点に化けるのです。

一瞬、視界が開けたような感覚になった。

「つまり——」

👉 土地は“単体で評価しない”こと。

👉 建物とセットで考えること。

「これが、土地選びで最も重要な考え方です。」

僕は思わずつぶやいた。

「土地+建物で100点……」

「その通りです。」

見付太郎は力強く頷いた。

「土地100点、建物100点——

合計200点を求めるから、決められなくなるのです。」

確かに——

「でも」

👉 “合計100点”なら現実的に目指せます。

その言葉は、とても現実的で、しっくりきた。

「そして、その判断をするために必要なのが——」

👉 パートナーの存在です。

「つまり——

👉 どんな家が建てられるのか
👉 いくらかかるのか
👉 本当に実現できるのか

これを一緒に考えてくれる人です。」

僕は静かに頷いた。

「逆に——

この順番を間違えるとどうなるか。」

見付太郎の表情が少し厳しくなった。

👉 土地にお金をかけすぎる

👉 建物の予算が削られる

👉 外構(庭)まで手が回らない

「結果として——」

👉 “なんとなく残念な家”になります。

その言葉は重かった。

「実際に私は——

立派な家なのに、庭が手付かずのままの家を
何度も見てきました。」

僕は想像した。

「雑草が伸びて、砂利のまま……
自転車や物が置かれている庭。」

「それを見ると——

少しだけ寂しい気持ちになるんです。」

見付太郎は静かに言った。

👉 “家”と“庭”が整って、初めて“家庭”です。

その言葉が、深く刺さった。

「だからこそ——

資金計画の段階で

👉 外構の予算も必ず確保する必要があります。」

「目安としては——」

👉 建物価格の約10%

「例えば建物が2,500万円なら
外構に約250万円。」

「最低でも150万円程度は
見ておきたいところです。」

「そんなにかかるんですね……」

「はい。

そして——」

👉 後からやろう、はほぼ実現しません。

「なぜなら——

新生活が始まると、お金の使い道はいくらでも出てくるからです。」

僕は思わず苦笑いした。

「確かに……」

「だからこそ——」

👉 最初に“全体のバランス”を整えること。

「これが、マイホーム成功のカギです。」

僕の中で、何かが繋がった気がした。

見付太郎は、最後に穏やかに言った。

「ここからは——

その“バランス”をどう作るか。」

👉 具体的な資金計画のお話に入っていきます。

「よろしいでしょうか?」

僕は迷わず答えた。

「はい、お願いします。」